
コラム 12 (2006.9.20)
ひょんなキッカケで個人工房を開いて、ベースやギターを制作している榊原さんと知り合いました。
個人工房とは、いわゆる大手のブランドと違い、月産数本位を制作している所です。
僕も初めて知りましたが、全国に相当数の個人制作工房がある様です。
榊原さんは大手メーカーにも勤めていた事がある様で、その後に独立されたとの事です。
個人ですので宣伝力にも限りがあり、音楽雑誌にちょっとした広告出すだけで数十万かかる訳ですから、彼は地道にリハーサルスタジオなどを回り、楽器のメンテナンスをやりながら始めたそうです。
個人ですから資金的には厳しい場面があっても、何よりも誰にも制約を受けずに好きな楽器を作れる事が、たまらない喜びだと、言われてました。
大手ブランドと個人工房を一言で比較するのは難しい事ですが、大好きな楽器制作に自分の力を注いで、ひとりで頑張っている人が居ると言うのは、驚きであり、楽器を弾く立場から見ても、嬉しくもあり応援したい気持ちになります。
何本かベースを見せて頂きましたが、丁寧な仕事をされてました。
楽器の良し悪しでは無く、たまたま僕の演奏スタイルとは合わないタイプで、残念と思いながら、部屋の片隅を見ると、妙な形のベースを発見したので、弾かせてもらうと、これが、いい感じの音が出るセミアコースティックタイプだったんです。
榊原さんが、数年前に試作されたモノでしたが、ちょっと特殊なので製品化しないで置いておいたベースでした。
僕としては、この一般的で無い個性こそが、個人工房の面白さであり、醍醐味だと感じました。
預かったのでレコーディングやライブで一度トライをしてみようと思っています。
個人からもし評判を呼んで月産何十本になれば、資金的に余裕が出ても又自分の好きな楽器を好きな様に丁寧に作ると言うこだわりからズレる場面も、ひとりでやる限界を超える訳ですから生じてくる可能性がありますね。
きっと多くの人に知ってもらって弾いてもらいたい気持ちはあっても、色々な問題も出てくるかも知れませんね。
しかしながら楽器について熱く語る、榊原さんを見ていると、好きな事に情熱を注いでいる姿に拍手をしたい気持ちでした。
是非、買わなくてもいいですから、彼のHP覗いてあげてください(^-^)
http://www.sakakibara-guitar.com/
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